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学振申請者へのアドバイス-3月編
最終更新 2009/3/11
だらだらとアドバイスを書いていましたが、ほんとにだらだらしすぎて無駄な長文になったので
(今もまた、そうなりつつある)、思い切ってばっさりカット。3月中にやったらいいと思うことを書きます。
しかし、何しろ試行数は1で、一回やっただけのことをさもわかったように書いている、というわけですから、
あまり当てにしないでくださいね。ほんとに。参考にするのは、自己責任で!
自己紹介
とりあえず。北海道大学教育学院修士2年(意味のある情報ではないけど、フルネームは渡辺隼人/自己顕示欲の顕れ)です。申請区分は、社会科学>特別支援教育。
平成21年度のDC1を申請し、面接→採用内定でした。
当時の業績としては、小規模学会でのポスター発表1、口頭発表1、紀要論文2、国内普通規模学会でのポスター発表1、
国際会議(査読あり)でのポスター発表1。査読つき論文は一本もありませんでした。*国際会議はラッキーで、北大でやっていたものに発表できました。
3月にやっといたほうがいい/やっといたらよかったなということ
太字は特に大事だと思うこと。
- 5月末までにアクセプトが確定する可能性がある論文を投稿する。学会に参加登録をする。国際会議に挑戦する、など、とにかく、業績を増やすラストスパートをする。
国内学会は絶対出る。
あとは、査読がはやそうな論文とか、ちょうどいい時期に募集している国際会議を探す、とか(指導教員と要相談/いうまでもなく)。
- 業績はそこまで大事ではない、とは言いますけど、
書いてるときの自分の気持ちの問題としては、多少なりともあったほうが精神は多分確実に安定します。渡辺はわりと安定しなかった。
- 何はともあれ日本学術振興会特別研究員 平成22年度採用分募集要項(PD・DC2・DC1)
を良く読んで、申請書作成要領とかに目を通す。申請書等様式をダウンロードしておく。
- とりあえず、指導教員に「評価書」の記入をお願いしにいきがてら打ち合わせを開始する。
評価書も自分である程度書かなきゃいけない、というところもあるとかないとか。なので、それを確認する意味でも。
- 枚数は少ないですが、かなり長期戦になることを覚悟し、全体の構想を練る。かなり大雑把でいいので、埋めはじめられたら
それはすごいことだと自分で自分を褒めていいと思います。
- まず7ページ目から書いたらいいと思います(今までの業績;客観的事実なので、迷いようがない)。
- 細かいテクニック的なことは、来月また書ければ書きます。とにかく埋めてみる。
- wordで書くと、枠が拡大/縮小したり、いろいろ面倒くさいので、その練習のつもりで。TeXが使えるならそれでやるに越したことはない。
- 電子申請に登録してもらうよう庶務にお願いする。これの締め切りが若干早いので注意。
- 学振に通った先輩を探して、申請書をゲットする。そして読み込む。自分の見通しが立つという意味でも、
論理展開や言い回しの参考(近い分野であれば)という意味でも重要。
- 自分のテーマに関連する文献(特に、新しい論文)のサーベイもする。なるべく幅広く。
これはまあ、学振がどうこうじゃなく、普段からやりましょうね。
- そもそも自分のテーマは「カネが取れるテーマか?」ということを、一応考えておく。
- 「カネが取れる」というのは、「面白いと思ってもらえる/研究する価値があると思われる」のを、俗っぽく言い換えたもの、だと思っていただければ。誤解なきように。
- ぱっと見で「カネが取れない」場合も、「カネが取れる」ように大きい枠組みで考えておくと良いのではないかと
- 自然に、3年間の構想につなが…るかどうかは、わかんないですけども。
- どんな研究テーマが「カネが取れる」のかは、科研費データベースとかで調べる。
- いっぱいカネを取れる研究がいい研究です、と言ってるわけではないですよ。
- しかしまあ、「今どのようなテーマに関心が集まり、必要とされているか?」を知るのは大事。最初からこう書けばよいのか
- かといって、完全に今のブームに乗ったらそれはそれで「あなたじゃなくても良いでしょう」となるので、ま、難しいんですよね
- 3月もあと20日。修士論文の調査とか、実験とか、いろいろとありましょうが、ちょっとずつは申請に時間を使いましょう。
- 一日のこの時間は申請にだけ使う、とか決めちゃうと良いかもしれませんね
というわけで、十分長くなってしまいましたが、これでも切り詰めて3月編はおしまいです。
質問やご意見、切り詰めないとどうなるんですかバージョン(存在しません)のお問い合わせは、渡辺のブログにメールフォームがありますので、そこからどうぞ。
(学内のひとは、直接捕まえていただければ)